社会保険の上手な使い方。社会保険の基本的な知識とその内容。 |
社会保険の上手な使い方 |
漠然とした「社会保険」についての知識を、
きっちりと体系化。うまい使い方、お教えします。 |
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社会保険とは
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「社会保険」とは、厚生年金保険・健康保険・労働者災害補償保険(労災)、および雇用保険のことです。
労働者災害補償保険と雇用保険を合わせて、「労働保険」と呼ぶことに対し、厚生年金保険と健康保険を合わせて社会保険と言うこともあります。
保険には、大きくわけると社会保険と個人保険とがあります。民間の保険会社が運営をしているものの事を個人保険と呼びますが、公が運営している保険のことを社会保険といいます。
社会保険の基本的仕組みは、個人保険とあまり変わりがありません。しかし、保険料、保険事故、保険給付などといった用語が出てくるものが社会保険です。
社会保険とは、万が一保険事故が起きてしまい、働けなくなった場合や障害などが残ってしまった場合などに保険料を受け取るために、元気なうちにそのための保険料を払っていくというものです。
例えば、疾病や負傷、障害、死亡、または出産や失業など、そして老齢のために働けなくなった場合などに、支援してくれるもの、それが社会保険なのです。
この社会保険の種類によっては、給料から天引きされるものもあるので、損をした気分になることもありますが、いざというときのために社会保険にはきちんと加入して保険料を払っておいたほうが役立つでしょう。 |
雇用保険の使い方 |
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今は「雇用保険」と呼ばれていますが、昔はこの雇用保険の事を「失業保険」と呼んでいました。
そして、今ではこの雇用保険の基本手当ての事を、一般的に『失業保険』と呼んでいます。
この失業保険の給付を受ける条件とはどのようなものでしょうか。この失業保険(雇用保険)の被保険者期間が6ケ月以上あって、今現在、失業状態であれば、職についていた時の給与に応じた雇用保険の保険金、つまり失業保険が給付されることになります。
この失業保険給付の際にもらえる金額とは、一般的に前職の給与の50%〜80%が給付されるようです。
この雇用保険によって失業保険金給付を受ける条件として、『職に就く意志があり健康状態にも問題はなく、現在職を探してはいるがまだ職についていない者』という条件があるのです。
つまり、会社を辞めてからこの失業保険の給付を受けたい場合には、まず所定の場所にて職探しをしているという証明書が必要となるわけです。
また、この雇用保険によって支給される失業保険の額には、前の職の離職理由や色々な理由によって変わってきます。
この失業保険金は、会社の都合によって退職した場合でも自己都合の場合でも給付される事にはなっていますが、自己都合の場合は失業保険金が支給されるまでに時間がかかります。
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国民健康保険加入のススメ |
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日本に在住している人であれば、国民健康保険への加入は、職場の健康保険に加入している人や生活保護を受けている人を除いた全ての人が義務づけられています。
国民健康保険というものは、突然病気になってしまったり、怪我をしてしまった時などにかかる医療費や治療費に備えて、国民のみんなが収入に応じた金額を出すことで出費を軽くしようという、相互扶助の精神から生まれた制度のことです。
この国民健康保険に加入をして、国民健康保険の被保険者になると、国民健康保険被保険者証(保険証)をもらうことができます。
そして、病気や怪我などをして医療機関にかかる場合にこの保険証を窓口で提示することによって、国民健康保険によってその医療費や治療費の自己負担割合が3割程度になることになります。
また、就職などをした場合には、新たに職場での健康保険に加入することになるので、その場合は14日以内に届け出が必要です。
また反対に、職場の健康保険に加入していたけれど退職などによって、職場の健康保険でなくなった時などには、国民健康保険に新たに入りなおすことが義務づけられています。
なんらかの理由でこの国民健康保険に加入するのを忘れていた場合などに、医療機関にかかった時には、全額自己負担となってしまうので、きちんと国民健康保険に加入することが大切です。
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